文大統領…民主主義などのソフトパワー 外交にも活用(画像提供:wowkorea)
文大統領…民主主義などのソフトパワー 外交にも活用(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は2日、新任大使らに「韓国が中堅国として先進国と発展途上国の架け橋となる役割を果たし、国際協力をリードできるように多くの関心を持ってほしい」と呼びかけた。

文大統領は同日午前11時、大統領府本館で新任大使信任状授与式を終えた後、歓談の席でこのように述べたと、カン・ミンソク大統領府報道官が書面ブリーフィングを通じて伝えた。

文大統領は「近年、経済力だけでなく、防疫と保健・医療、民主主義、国民意識、文化意識などのソフトな面で韓国の地位が高まった」とし「外交業務をしながら、韓国が持っているソフトな国力を十分に活用してほしい」と呼びかけた。

続いて「以前は韓国に対し『背は高いが中身は整っていない』という認識があったが、今は『背だけ高いのではなく、体力も備えている』という評価を受けていると感じている」とし「特に韓流として代表される文化分野のソフトパワーを活用し、各国と協力すれば韓国と国際社会の両方に大きく役立つだろう」と述べた。

文大統領はまた、「最近、韓国の国際的地位が高くなり、国政で外交の比重が大きくなった」とし「特に首脳外交が増えており重要性が大きくなったが、パク・サンフン(駐スペイン)、パク・チョルミン(駐ハンガリー)新任大使は、大統領府儀典秘書官と外交政策秘書官として、首脳外交業務を準備するために大変苦労した」と激励した。

続いて「イム・ムホン(駐ラオス)、コ・ボンウ(駐エクアドル)、イム・ジョンテク(駐ガーナ)、チェ・テホ(駐アフガニスタン)新任大使も外交官としての活動が長く海外滞在経験も多いが、在外公館長赴任は初めてなので、きょうの任命状授与式が人生のキャリアで特別な意味のある瞬間であることを願う」と祝いの意を伝えた。

また「海外に出れば、医療へのアクセスが困難になるかもしれない。健康には特に注意してほしい」と呼びかけた。

特に「公館員の健康にも気を配り、公館員には格別な感謝の挨拶を伝えてほしい」とし「在外公館で努力してくれたおかげで、これまで120カ国5万人の在外国民が帰って来ることができた」と述べた。

文大統領は「帰国便が手に入らない時、韓国政府が帰国を助ける姿を見て、国がなぜ存在するのかを初めて知ったと感謝する方々、誇らしいと言う方が多かった」と繰り返し、「在外公館が大きな役割をした。この機会に感謝し申し上げる。在外公館員に必ず伝えてほしい」と呼びかけた。

パク・サンフン大使は「国力にふさわしく国家の地位を向上させ、大統領の外交政策ビジョンを一線で具現化できるよう最善を尽くす」と述べた。

イム・ジョンテク大使は「大統領にお会いできないまま赴任するのではないか心配したが、お忙しい中、授与式を開いてくださり感謝する」とし「ガーナは1992年から民主的に選挙を行なっている模範国であるだけに、韓国とガーナがすべての面で関係が改善するよう最善を尽くす」と述べた。


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