米国務省、「北朝鮮の制裁違反行為の情報提供」ウェブサイトを開設＝VOA

米国務省が北朝鮮の制裁違反情報を提供できるようにするウェブサイトを新たに開設した。

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2日米国営放送ボイス・オブ・アメリカ（VOA）によると、米国務省のアレックス・ウォン対北朝鮮特別副代表は1日（現地時間）、米シンクタンク・戦略国際問題研究所（CSIS）が「パンデミック以後の北朝鮮の経済展望」をテーマに開催したオンラインセミナーの演説でこのように明らかにした。

ウォン副代表は、国務省が武器輸出、マネーロンダリング、船舶間の貨物油積替え（STS）などの制裁違反事例に関する情報提供に、最大500万ドル（約5億2000万円）の褒章金を提供すると説明した。

昨年6月から国務相は対北朝鮮制裁の違反事例に対する情報提供に褒章金制度を導入したが、北朝鮮の不法行為だけを狙った独自的なウェブサイトを開設したのは今回が初めてだ。

ウェブサイトは英語以外にも韓国語、中国語、ロシア語など計21か国語で翻訳されている。

新アメリカ安全保障センター（CNAS）のジェイソン・バートレット研究員は1日VOAに、「新たなウェブサイトは国務省が北朝鮮の制裁回避戦術を具体的に狙うことに資源を集中している」とし、「国務省が対北朝鮮制裁の回避行為の複雑性と精巧性を理解しているという点も示している」と話した。