共に民主党、尹検察総長復帰に‘当惑’…「懲戒委員会を待つ」=韓国(画像提供:wowkorea)
共に民主党、尹検察総長復帰に‘当惑’…「懲戒委員会を待つ」=韓国(画像提供:wowkorea)
共に民主党は1日、裁判所がチュ・ミエ(秋美愛)法務部長官のユン・ソンニョル(尹錫悦)検察総長への職務停止命令の効力中止を決定すると戸惑いを隠そうとしていた。

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法務部監察委員会が満場一致で尹総長に対する懲戒請求と職務排除措置、捜査依頼がすべて不適切だと議決したのに続き、裁判所までも事実上尹総長の手を掲げたためだ。

尹総長を懲戒するかどうかやそのレベルを決める検事懲戒委員会(懲戒委)まで2日から4日へと延ばされると、共に民主党はまず世論の行方を注視する考えだ。当分の間、野党の攻勢も以前より一層強化される見通しだ。

民主党の公式発表は、裁判所の仮処分申請が認容された1時間30分後に出た。

裁判所の決定30分後に記者会見を開いたチュ・ホヨン(朱豪英)国民の力院内代表と、1時間後に公式発表を出した正義党と対照的な姿だ。

シン・ヨンデ(申榮大)共に民主党報道官はこの日、取材陣に送ったメッセージで「尹総長の仮処分申請に対する裁判所の決定は、尹総長に対する懲戒事由が適正かどうかを判断したものではない」とし「懲戒委員会の判断を待つ」と述べた。

裁判所が処分の違法性まで判断するのは適切でないと明らかにした点を浮き彫りにしたのだ。

ホ・ヨン(許榮)報道官はニュース1との通話で「懲戒事由について判断をしたのではなく、職務排除状態が伸び続ける可能性があるため、一旦職務に復帰して他の業務をしろとということ」とし「尹総長が無罪というわけではない」と強調した。

これに先立ち、この日の法務部監察委員会では議決の知らせにも、指導部は特に反応を示さなかった。

キム・テニョン(金太年)共に民主党院内代表は記者たちに「ニュースを見ていない」と答え、チェ・インホ(崔仁昊)共に民主党首席報道官は「法的拘束力がないのではないか」とし「懲戒委でしっかり判断する」と言葉を控えた。

これまで尹総長を激しく批判してきた指導部や辞任まで取り上げた議員らは、この日の裁判所の決定による波紋を考慮して、メッセージの水位調整に乗り出す予定だ。

数か月間、秋長官と尹総長との葛藤で溜まってきた疲労感が逆風として作用しかねないという判断からだ。

イ・ナギョン(李洛淵)共に民主党代表は、2日の最高委員会議で、検察改革は継続すべきだという原論的な水準の考えを明らかにするものと見られる。

尹総長と検察を強く批判してきた法制司法委員会委員のキム・ヨンミン(金容敏)議員はフェイスブックに「紆余曲折があっても、結局は国民が勝利する」とし「検事も総長も間違えれば処罰を受け、懲戒を受けるのが当然で正義らしいことなのに、それを苦労して見せている」と文章を載せた。

与党の一部では、秋長官が高位公職者犯罪捜査処の発足を機に辞任するか、大統領が葛藤の解決に乗り出すべきだという主張も出ているだけに、退路に対する苦心が深まるものと見られる。

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