全氏は2017年に出版した回顧録で、光州事件当時の軍のヘリコプターからの射撃について証言した故チョ・ビオ神父を「聖職者という言葉が意味をなさないほど破廉恥なうそつき」と非難し、18年5月に在宅起訴された。アルツハイマー型認知症を患っているとされる全被告は今年4月の公判で 「私の知っている限り、ヘリから射撃した事実はない」と述べ、起訴事実を否認した。
死者名誉毀損罪は虚偽事実で故人の名誉を毀損したことが認められなければならないため、裁判ではヘリからの射撃の有無が主な争点となった。地裁はヘリからの射撃があったことを認め有罪判決を言い渡した。
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