韓国ソウル市内新規感染者、少なくとも129人

ソウルで一日の新型コロナウイルス感染者が少なくとも129人増えたことがわかった。 100人台を上回る拡散状態が続き、大学修学能力試験（修能）を5日後に控え、防疫に赤信号が灯った。

28日、ソウル市によると午後6時現在、午前0時から129人増え、8623人と集計された。

修学能力試験を控え、予備校でも相次いで感染者が出ており、受験生が緊張している。

ソウル市カンナムク（江南区）テチドン（大峙洞）にある大手予備校受講生1人が前日陽性判定を受けた。江南区はこの予備校受講生88人と講師3人の検査を進めている。

カンソク（江西区）エアロビクス教室集団感染の影響で、モクドン（木洞）予備校も非常事態だ。エアロビクス教室関連感染者の子供1人が予備校に通っていたことが分かった。この子供も陽性判定を受けた。

陽性判定の出た子供の通っていた予備校は、濃厚接触者50人を把握し、現在検査を進めている。

エアロビクス教室関連感染者は、同日だけで11人追加された。関連の累積感染者は167人にのぼる。江西区では、この日のエアロビクス教室関連感染者を含む計17人の新規感染者が発生した。

ソチョク（瑞草区）は、サウナ関連感染者4人が追加され64人となった。サウナ関連感染者と接触した区の居住者もこの日陽性判定を受けた。

トンジャクク（銅雀区）4人、チュンランク（中浪区）2人、ノウォンク（蘆原区）区庁関連感染者1人、マポク（麻浦区）の教会関連感染者も1人追加された。

家庭内感染の事例が相次いでいる。トンデムンク（東大門区）では、夫婦が同時感染したことが分かった。ソンパク（松坡区）も新規感染者6人のうち3人が家庭内感染と確認された。

海外からの入国感染者も3人増えた。アメリカから入国した韓国人2人と外国人1人である。

その他濃厚接触者が67人、感染経路調査中の感染者は28人増えた。