韓国政府、今週末にも防疫レベルの引上げを判断

韓国政府が来る29日、全国の「社会的距離の確保」レベル引き上げなどについて最終決定すると27日、明らかにした。

　先ごろ、首都圏のみならず地方でも新型コロナウイルス感染拡大のスピードが速まっていることから、現在、全国で「社会的距離の確保」2段階を施行しているが、場合によっては再び引き上げられる可能性もある。

　去る7日に改編された「社会的距離の確保」によると、2段階は　△圏域別1.5段階基準の2倍以上の増加　△2つ以上の圏域流行の持続　△全国で1週間の1日平均の市中感染者300人超過で、このうち1つの条件に到達すると引き上げとなる。市中感染者の1週間の1日平均感染者が382.4人を記録したことから、全国で2段階への引き上げ基準を超えた。

　中央事故収拾本部のソン・ヨンレ戦略企画班長は27日午前、定例ブリーフィングで「首都圏と全国の社会的距離の確保レベル（段階）をより強化する必要があるのか、そして詳細な案についてきょう（27日）中央対策本部会議で議論し、各専門家らと生活防疫委員会の意見、各自治体の意見を聞いて、迅速に決定することにした」と説明。

　またソン班長は「来る29日、中央対策本部会議で最終決定することを念頭に置き、きょうと明日（28日）も引き続き意見を集める」と伝えた。