去る11日 炭素中立ビジョンに関する報告を受けている、文在寅 韓国大統領(画像提供:wowkorea)
去る11日 炭素中立ビジョンに関する報告を受けている、文在寅 韓国大統領(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は今日(27日)「炭素中立は逆らうことのできない世界的流れとなっており、人類はこれからの30年、“化石燃料基盤”の文明から“グリーンエネルギー基盤”の文明へと変わる、文明史的な大転換に乗り出すようになるだろう」として、大統領直属委員会、未来車の産業育成などへの対応案を明らかにした。

文大統領はこの日 青瓦台(韓国大統領府)本館で“2050炭素中立 汎部署 戦略会議”を開き、冒頭発言を通して「今の挑戦をむしろチャンスとしてとらえ、大韓民国をより大きく飛躍させるという非常な覚悟が必要だ」と語った。

文大統領は「政府は“2050炭素中立”の目標を盛り込んだ“長期低炭素発展戦略”を年内に国連に提出する計画だ」とし「2030年の国家の温室ガス削減目標も2025年以前に最大限早く引き上げて提出する」と語った。つづけて「社会的合意を前提として、わが政府の任期内に削減目標が上向修正されるよう、最大限 努力する」と付け加えた。

また文大統領は「エネルギーの転換、産業革新、未来車の転換、革新生態系の構築、循環経済の実現、工程の転換など、主要課題別のロードマップと推進戦略も速やかに準備する」と語った。

つづけて文大統領は、このような目標のために政府次元で「民・官が共に参加する大統領直属の“2050炭素中立委員会(仮称)”を設置し、炭素中立社会への移行をスピーディーに推進していく」と伝えた。

文大統領は「炭素中立は、少なくとも30年を見据え、一貫した方向で力強く推進していかなければならない課題だ」とし「次期政権に先延ばしするのではなく、わが政府の任期内に炭素中立へと進んでいく確実な土台を築けるよう、最善を尽くす」と約束した。

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