米国務省の報道官は“チャンジンホ(長津湖)の戦い”70周年を前に、この日 ツイッターにあげた内容を通じて「長津湖で戦った米国と韓国を含めた2万8000人の国連軍を称える」とし「彼らの英雄的行動により国連軍は敵陣を貫き、9万8000人の難民をフンナム(興南)埠頭に退避させることができた」と伝えた。
「長津湖の戦い」とは、朝鮮戦争当時の1950年11月27日 米陸軍がハムギョンナムド(咸鏡南道)の長津湖の北側で中国共産党軍(中共軍)と衝突し、12月11日まで2週間にわたって繰り広げられた撤収作戦のことをいう。
当時 米軍は9月15日にインチョン(仁川)上陸作戦の成功後、北進を続けていたが、中共軍の介入により戦況が急変する中、12月8日に撤収命令を下した。
米国務省の報道官は「この戦争は、中国の支援を受けた北朝鮮が韓国を侵攻したことによって始まったが、中国の教科書には ただ『(朝鮮半島で)内戦が起こった』とだけ書いてある」と批判した。
つづけて「中国共産党の宣伝により、真実を隠すことはできない」とし「北朝鮮とソ連(当時)は南侵する前に、中国の同意を求めていた」という分析が記されて中国 華東師範大学の沈志華 教授の論文を紹介している。
中国の王毅 国務委員兼外相が25日から3日間の日程で訪韓している中、米国務省がこのような内容をツイッターにあげたことは、王毅外相の訪韓と今後の米韓・米中関係の動向までも念頭に置いたものだとみられている。
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