韓国と中国の政府当局が19日に韓国の貨物船ゴールデンローズ号が中国・大連沖で中国船籍の金盛号と衝突し沈没した事故について、責任は金盛号にあると結論付けたことと関連し、船員の遺族らとゴールデンローズ号管理会社の富鉱海運は「遅くなったとはいえ真実が明らかになって良かった」と述べた。ただ今後の対策については模索していくとの方針を示している。
 ある遺族は、金盛号の過失疑惑が事実と分かったことに喜びを示しながらも、真相究明に消極的だった韓国政府や海洋警察庁に対するわだかまりは依然として残っていると打ち明けた。遺族らは金盛号の過失に対する責任追及を話し合うため、あす会議を開く予定だという。

 富鉱海運関係者は、同社の船員らが十分に教育を受け安全規則を順守していたことが明らかになり、遺族らに堂々と対応できるようになったと話した。遺体が発見されたか行方不明となっている韓国人船員7人のうち、6人の遺族は会社側と補償について最終合意しており、残り1人の遺族は現在協議中だ。


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