慶尚南道の議会(資料写真)=(聯合ニュース)
慶尚南道の議会(資料写真)=(聯合ニュース)
【昌原聯合ニュース】韓国南東部・慶尚南道の議会は25日の本会議で、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水(日本政府の名称は「処理水」)の海洋放出をしないよう求める決議案を採択した。

 決議案は宋淳鎬(ソン・スンホ)道議員(与党「共に民主党」)が提案し、与野党の道議員35人が署名した。

 宋氏は「韓国政府は断固とした実効性のある対策を講じ、国民の健康と水産業界を守らなければならない」として決議案を提案。決議案には「浄化した汚染水だとしても放射性物質の基準値を満たす汚染水は全体の27%にすぎず、34%は基準値の1~5倍、ひいては100~1万9900倍に達する超高濃度の汚染水の割合も6%に上る」として、「こうした汚染水が海に放出されれば、想像できないほどの危険が目の前に広がる」との内容が盛り込まれた。

 同道議会は決議を大統領や国会議長、首相、外交部長官らに送付する方針だ。


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