「保健用マスク安くあげる」8億だまし取った30代、懲役4年=韓国(画像提供:wowkorea)
「保健用マスク安くあげる」8億だまし取った30代、懲役4年=韓国(画像提供:wowkorea)
保健用マスクを安く供給すると言って被害者から数億ウォンをだまし取った疑いを受け、30代が実刑宣告された。

韓国ソウル中央地裁刑事合意33部(部長判事ソン・ドンファン)は、特定の経済犯罪加重処罰法上の詐欺などの疑いで裁判にかけられたイ某氏(35)に懲役4年を宣告したと25日明らかにした。

イ氏は今年2月、被害者A氏にマスク工場の動画を見せながら、「私が運営する会社のマスク工場ですが、ロボットを用いて保健用マスクを大量に生産している」と話した。

イ氏は、A氏に保健用マスクを1個あたり1100ウォン(約100円)で大量に供給できると説明し、契約金6億ウォンを要求した。A氏は6億ウォンを送金した。

しかし、イ氏が運営するマスク工場はなく、動画もすべて嘘だった。イ氏は、当時の他のマスク供給契約の契約金を返してほしいという督促を受けており、これらの嘘をついたことが分かった。

また、イ氏は今年3月、他の被害者B氏に「保健用マスクメーカーの30%の株式を持っている。食品医薬品安全庁職員らのせいで午前中の生産分は公的に納品しないといけないが、夜間の生産分は供給することができる」と偽りB氏から2億5000万ウォンをだまし取った。

裁判所は「被害者への詐欺行為が計画的で大胆な内容で犯行手口が良くない」とし「それでも犯行の責任を他の人に押し付け反省する態度を示さない」と指摘した。

続けて「被害額が8億5200万ウォンと少なくないのに実質的な被害回復をしたり、被害者から容赦を受けることもしなかった」と述べた。

ただし罰金刑を超過する前歴はない点、イ氏が個人的に使った金額はだまし取った金額のうち一部に過ぎなかった点は有利な事情と考慮して刑を決定した。
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