今回のG20首脳会議は当初、今年の議長国であるサウジアラビアで開催される予定だったが、コロナの影響によりオンラインで22日まで開催されることとなった。
今回の首脳会議の議題は、「みんなのための21世紀の機会実現」で、2つのセッションと2つのサブイベントが行われる予定だ。
初日は「パンデミック克服と成長・雇用回復」をテーマに防疫と経済・金融の対応策が議論され、サブイベントを通して「パンデミックへの備えと対応」が議論される。
二日目の22日には「包容的で持続可能で復元力のある未来」をテーマに、持続可能な目標の達成、社会的弱者層支援、地球環境保護と気候変動への対応などが議論される予定であり、サブイベントでは「地球の保護」が中心に議論される計画である。
ムン大統領は二日間の会議での発言を通して、コロナに対応した韓国の防疫経験とポストコロナ時代を導いて行くグリーン及びデジタル政策を骨子とした韓国版ニューディール政策を紹介し、世界経済の回復と持続可能な発展を早めるための国際協力の強化を促す予定だ。
また、ムン大統領は「パンデミックへの備えと対応」をテーマにした1つ目のサブイベントに、議長国であるサウジアラビアのサルマン国王から、フランス、ドイツなど6カ国の首脳と一緒にスピーカーとして招かれている。韓国のコロナ対応の成功経験を共有することで、コロナ再拡散の渦中にいる多くのG20諸国の対処方法を導くことに貢献する予定だ。
大統領府の関係者は「ムン大統領は、ポストコロナ時代の新たな政策の方向として、人中心の経済と革新的な包容国家というビジョンの下、『デジタルニューディール』と『グリーンニューディール』を二大軸とした韓国型ニューディール政策を提示する予定だ」と話した。
関係者は「グローバル主要課題として、気候変動への対応が議論されている状況で、グリーン・ニューディールと関連し、環境に優しいインフラ建設及び気候中立な社会の実現など韓国政府が意欲的に推進していく政策の方向を紹介し、来年開催されるP4Gサミットの成功を強調するきっかけになるだろう」と付け加えた。
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