コロナパンデミックで全世界に債務の波押し寄せる=韓国報道(画像提供:wowkorea)
コロナパンデミックで全世界に債務の波押し寄せる=韓国報道(画像提供:wowkorea)
コロナ危機の余波で、各国政府と企業の債務が急増し、グローバルレベルでの債務の波が押し寄せてきているとフィナンシャルタイムズ(FT)が18日、予想した。

国際金融研究所(IIF)はこの日、調査報告書で「危機に瀕し、各国政府と企業が債務が増加し、今年9か月間で全世界の債務が15兆ドル(約1万6552兆5000億ウォン)増加した」とし、「総債務規模は277兆ドルを超えると見られる」と述べた。

これにより債務額の水準は、世界の国内総生産(GDP)比365%にも上るとみられる。昨年の債務額はGDP比320%であった。

IIFは、新興市場の債務負担が今年始めから9月末まで26%ポイント増加し、GDP比250%に迫っていると明らかにした。先進国の債務は、同期間で50%ポイント以上増加してGDPの432%を記録した。米国の債務が先進国の債務の半分近くを占めており、債務額は2019年末71兆ドルで、今年80兆ドルに達するとみられる。

2016年から今年9月末までの約4年間、全世界の債務は52兆ドル増加した。2012年から2016年の4年間では6兆ドル増加したのに対し、急激に増加した。世界のGDP成長率は、同期間中に大きな変化はなかった。

今週ザンビアは債務不履行を宣言した。2020年に債務不履行や構造調整をした発展途上国は、ザンビアを含めて6か国となった。専門家は、コロナ大流行のコストが増加するにつれて、より多くの債務不履行国が現れるとみている。
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