スペイン観光庁が、韓国人観光客の誘致に向け、韓国に常設事務所を設置する方針だ。
 スペイン観光庁のデュカス極東地域事務所長は18日、ソウル市内での記者懇談会で「スペインにとって韓国は特別な市場として浮上しつつある」と述べ、韓国に観光庁事務所の開設を検討していると明らかにした。2009年以降、常設事務所が運営される見通しで、それまでは東京事務所を通じ支援する考えだ。極東地域には東京に常設事務所があり、韓国と台湾まで担当している。

 昨年スペインを訪問した韓国の観光客は4万~5万人と推計される。デュカス所長は韓国とスペインの観光協力について、昨年2月に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領がスペインを訪問し、観光協力協定を締結したことで弾みがついたと述べた。これに基づき、韓国はスペインが優先的に推進する協力対象国に入れられた。また、今月23日にはソウルとマドリードを結ぶ大韓航空の直行便が就航し、韓国人のスペイン観光の追い風になると期待を示した。

 スペインは世界で観光客が2番目に多い国とされる。昨年は5850万人がスペインを訪れた。


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