新型コロナウイルスの専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は15日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から208人増え、累計2万8546人になったと発表した。市中感染が176人、海外からの入国者の感染が32人だった。1日当たりの新規感染者数は2日連続で200人台となった。 新型コロナの検査件数が週末や祝日に平日より減少することを踏まえれば、この日200人台を記録したことは感染拡大状況が深刻であることを裏付ける。 医療機関だけではなく、職場、カフェ、家族・知人の集まりなど日常的な場所で小規模なクラスター(感染者集団)の発生が相次いだ影響とみられる。 防疫当局は感染拡大が続いていることを受け、防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを第1段階から第1.5段階に引き上げることも検討している。 新規の市中感染者は176人で前日より10人増え、今月11日以降5日連続で100人台となっている。 新たな市中感染者を地域別にみると、ソウル市が81人、京畿道が41人、仁川市が2人と首都圏で124人。首都圏以外では江原道が19人で最も多く、忠清北道と全羅南道でそれぞれ8人、光州市で7人、忠清南道で5人、慶尚南道で3人、慶尚北道で2人だった。 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは32人で、前日比で7人減った。18人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの14人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 死者は前日より1人増え計493人。韓国国内の平均致死率は1.73%となっている。 14日の検査件数は9589件で、前日から6289件減った。 中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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