韓国　けさのニュース（１１月１３日）

◇マスク着用義務付け　きょうから取り締まり　韓国で１３日から、多くの人が集まる公共交通機関や医療機関、薬局などでマスク未着用者に対する取り締まりが行われ、摘発されれば過料が科される。政府による新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルが第１段階の現在は、クラブなどの遊興施設やカラオケ、レストラン、カフェ、結婚式場、葬儀場、映画館などのほか集会・デモ会場、療養施設や宗教施設でも必ずマスクを着用しなければならない。◇コロナ集団感染が多様化・全国化　「静かな拡大」続く　日常的な場所で発生している新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が次第に多様化、全国化する傾向を示している。以前は首都圏と一部地方の療養施設・療養型病院など特定の集団を中心に感染者の発生が相次いでいたが、近ごろは地域や場所を問わず各地で感染が確認されている。療養施設、職場、学校、教会のほか地下鉄やカフェ、家族や知人の集まりなどでの「静かな感染拡大」が続いており、遮断が容易ではない状況だ。防疫当局は首都圏だけでなく非首都圏でも感染者が急速に増加している点を懸念し、感染状況の推移を注視している。◇サッカーＵ２３　エジプトとの親善試合でドロー　Ｕ－２３（２３歳以下）サッカー男子韓国代表は１３日（日本時間）、エジプト・カイロで開かれた親善大会で開催国のエジプトと対戦し、０―０で引き分けた。Ｕ－２３韓国代表が海外遠征試合を行ったのは、今年１月に東京五輪最終予選を兼ねて開催されたアジア選手権以来１０カ月ぶり。無観客で行われる今回の大会には、韓国、エジプト、ブラジルの３カ国が参加する。韓国代表は１４日夜にはブラジルとの対戦に臨む。◇文大統領がＡＳＥＡＮ関連会合２日目　韓・メコン首脳会議　文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１３日午前、テレビ会議方式で行われる韓国・メコン首脳会議に出席し、メコン川流域国との協力強化を模索する。世界経済の新たな成長エンジンとして注目されるメコン川流域国と築いてきた「人・繁栄・平和のパートナー関係」の格上げについても集中的に議論するとみられる。文大統領は前日から東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連の首脳会議に出席している。◇韓国の与野党国会議員　きょう菅首相と面会　日本を訪問している韓国の超党派の国会議員でつくる韓日議員連盟の金振杓（キム・ジンピョ）会長らが１３日午後、菅義偉首相と面会する。菅首相が就任後、韓国の議員と会うのは初めてで、最大の懸案となっている徴用問題について包括的な意見交換があるか注目される。ただ、同問題を巡っては基本的な認識の差が大きく、踏み込んだ議論に進むことは困難とみられる。