金氏(右)と菅氏=(共同=聯合ニュース)
金氏(右)と菅氏=(共同=聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】日本を訪問している韓国の超党派の国会議員でつくる韓日議員連盟の金振杓(キム・ジンピョ)会長らが13日午後、菅義偉首相と面会する。菅首相が就任後、韓国の議員と会うのは初めてで、最大の懸案となっている徴用問題について包括的な意見交換があるか注目される。ただ、同問題を巡っては基本的な認識の差が大きく、踏み込んだ議論に進むことは困難とみられる。

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 面会には訪日中の7人のうち、一部が出席する。南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使が同席するもようだ。

 金氏は12日に開かれた日韓議員連盟との合同幹事会で、「両国国民間の理解を深めて不信を和らげ、両国の首脳が懸案を解決するうえで役立つ環境づくりこそ政界のすべきこと」と語った。来年に開催予定の東京五輪とパラリンピックを成功させるため、両議員連盟が特別委員会を設置することで合意しており、菅首相との面会で交流・協力の拡大についても議論するとみられる。

 両国関係が国交正常化以来、「過去最悪」と言われている中、外交当局は今回の面会が関係改善のきっかけになるか注視している。

 10日には韓国情報機関・国家情報院の朴智元(パク・チウォン)院長が菅首相と面会し、両国関係や北朝鮮政策、韓中日3カ国首脳会談、北朝鮮による拉致問題などについて議論した。


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