南北共同宣言7周年を記念し北朝鮮・平壌で開かれていた民族統一大祝祭が17日、成果のないまま終了した。
 韓国メディアの共同取材団によると、南北と海外の代表団は同日、民族団結大会と閉幕式で4日間の大祝典日程を締めくくり、韓国の代表団は午後、仁川空港に到着した。

 民族大祝典は初日の開会式と歓迎夕食会は問題なく進行されたが、15日の本行事となる民族団結大会で共同貴賓席への入場の瞬間に、北朝鮮側がハンナラ党議員は貴賓席に着席できないとして行事を中断した。双方の準備委員会代表や実務者が協議した末、南北と海外の共同委員長4人と演説者、司会者ら11人を座らせるという北朝鮮側の折衷案で16日夜に合意した。しかし、ハンナラ党議員らは「北朝鮮のハンナラ党政策に変化がない状況で大会に出席するのは無意味」と反発し、民族団結大会に参加しなかった。

 この問題で南北間だけでなく、それぞれの内部でも激論が飛び交う事態となった。民族大祝祭でこのように問題が生じるのは初めてのことで、8月15日の共同行事はもちろん、南北関係全般への悪影響も懸念されている。


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