製薬業界は国産ワクチンの開発を急いでいる(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
製薬業界は国産ワクチンの開発を急いでいる(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
◇ファイザーが一歩リードのワクチン開発 韓国の状況は? 米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンの9割以上で予防効果があるとの中間結果が発表され、韓国でのワクチン開発状況にも関心が集まっている。韓国の製薬会社はまだ人間を対象とした臨床試験を開始していないか、初期段階である場合が多く、スピードでは後れを取ることが予想される。製薬・バイオ業界の関係者は「多国籍製薬会社に比べて商用化は遅れるかもしれないが、新型コロナの再流行など長期的な状況を見据えると国産ワクチンは必ず必要だ」として、国内での臨床試験を急いで開発を加速化させるために政府の全幅的な支援が必要だと述べた。◇コロナ新規感染者 やや減少も3日連続3桁台 中央防疫対策本部は、10日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から100人増え、累計2万7653人になったと発表した。市中感染が71人、海外からの入国者の感染が29人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(126人)に比べると26人減少したものの、3日連続で100人以上となっている。検査数の影響で週の初めは比較的少ない傾向があるが、今週は高水準で推移している。◇日常に潜むコロナ 学習塾などで集団感染発生 職場や学習塾、サウナ、高齢者施設などを中心に新型コロナウイルスのクラスターの発生が相次いでいる。最近も京畿道加平郡の塾や慶尚南道泗川市の夫婦を中心に小規模な集団感染が発生した。中央防疫対策本部によるとソウル市では10日正午現在、江西区の保険会社に関連して計36人の感染が確認された。首都圏以外でもこれまでの集団感染の事例に加え、新たな経路による感染者が相次いで発生した。一方、感染経路が不明の感染者の割合は12%台と多少減少した。◇現代自グループ 全車にコネクテッドカーシステム搭載へ 現代自動車グループが、人工知能(AI)コンピューティング技術分野のリーディングカンパニー、米エヌビディアとコネクテッドカー(つながる車)システムの開発に向けた協力を拡大し、未来の車市場での主導権を強化する。現代は高性能の情報処理用半導体「エヌビディア・ドライブ」を採用した次世代コネクテッドカー・オペレーティングシステムを、2022年以降に発売する現代、起亜、高級車・ジェネシスブランドの全ての車両に搭載すると発表した。
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