”タマネギ男”韓国元法相と推定されるID、女性の裸写真をネットに投稿？誤報流した現職記者が検察送致

韓国の現職記者がチョ・グク元法務部（法務省に相当）長官の疑惑を提起し、これが虚偽報道だったとして名誉棄損容疑で検察に送致された。

　この記者は、チョ元長官のものと推定されるID（アイディ）がインターネットコミュニティに「女性の上半身露出写真をアップロードした」と報じていた。

　ソウル東大門警察署は、虚偽報道による名誉棄損容疑がもたれる保守系メディア所属の記者に対して去る2日、起訴相当の意見を付けて検察に送致したと10日、明らかにした。

　この記者はことし1月30日、「チョ・グク推定のID、過去の掲示物がネット上でザワザワ」とのタイトルで記事を掲載。内容は、チョ元長官のものと思われるIDが左派コミュニティに掲示物を投稿していた、というものだった。

　記事は「チョ元長官と思われるIDが『SNS通知機能に関する質問』を投稿、また女性が登場する男性向け雑誌の表紙写真をアップロードしていた」と報道。さらに「該当の掲示物がネット上にあげられた時期、チョ元長官は青瓦台（大統領府）大統領秘書室で民政首席として勤務していた」などと伝えた。

　チョ元長官は去る8月17日、この記事について「虚偽」として告訴状を提出。8月21日には自身のSNSに該当記事のリンクを共有した上で、左派サイトに加入した事実はなく、問題の”女性セミヌード写真”も投稿していないとして記事内容に反発した。