韓国で新型コロナ陽性率が上昇中、平均の「2倍」で危険レベルに

韓国で新型コロナウイルス患者が急増し、危険レベルに達していることがわかった。通常よりも検査数の少ない”週末効果”で月曜は新規感染者の人数が通常より少なく出るが、それでも2日連続で3ケタの新規感染者が発表された。

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　10日、疾病管理庁・中央防疫対策本部によると前日（9日）0時基準で韓国の新型コロナウイルス感染者は126人増えた2万7553人を記録。126人のうち、市中感染の事例も99人にのぼった。

　感染者の人数よりも懸念されるのは陽性率。8日に実施され9日に発表された検査数は6319件で、平日より少ない件数だが、陽性率は上昇していることがわかった。9日に確認された陽性率は2%（6319人中、126人が感染）で、前日の2.54%よりは低い数値となったが、危険レベルであることに変わりはなく、累積陽性率の1.01%より高い数値だ。

　中央防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析チーム長は「地域社会の小規模なクラスターと、感染者の接触を通じた散発的な発生が多く出ている」とし、「このような小規模流行は感染源の究明が難しく、発生患者数に比べて措置範囲が広いため、流行遮断のための努力が必要」と強調した。