北朝鮮、バイデン候補「勝利」にも2日間沈黙…内部結束に集中
北朝鮮、バイデン候補「勝利」にも2日間沈黙…内部結束に集中
ジョー・バイデン米国大統領候補の当選宣言から2日目である9日にも、北朝鮮は変わらず沈黙を続けている。

この日、労働党機関紙の労働新聞をはじめ北朝鮮メディアは米国大統領選の結果についての報道をしなかった。

北朝鮮は今まで今回の米国大統領選に関連したどんな言及もせずにいる。開票の進行状況はもちろん、単純な事実報道さえしなかった。

過去にも北朝鮮は、米国の大統領選の結果が確定した翌日にニュースを伝えたり、まったく報道しないこともあった。

2016年11月、米大統領選挙の時には、選挙翌日に関連コメントを出し、新たに発足した米政府について最初の反応を見せた。

北朝鮮は当時、「選択を変える時が来たのではないか」というタイトルの論評を出し、『私たちが自ら核を放棄し屈服するまで制裁圧迫を加えて待つというオバマの「戦略的忍耐」は「戦略的敗北」になってしまった』とし、「米国は執権層内部にまで拡大している世論に耳を傾け、合理的に思考してみる必要がある」と伝えた。

ただし、その年当選したトランプ大統領については言及しなかった。

2008年と2012年には、オバマ大統領の当選と再選の事実を報道したことがある。当時は共和党政府から民主党政権に政権が交代したことによる「期待感」が反映された動きだと分析された。

北朝鮮がバイデン次期大統領にどのような態度を示すかに関心が集まる中、いつ頃公式立場を表明するかどうか注目される。
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