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韓国 きょうのニュース(11月5日)
◇混戦続く米大統領選 大統領府も対応に奔走 米大統領選が大混戦となるなか、青瓦台(大統領府)は刻々と伝えられる開票状況に全神経を集中させている。選挙結果によって南北関係はもちろん、韓国の外交政策全般が大きく揺らぐ可能性があり、文在寅(ムン・ジェイン)大統領も状況を注視している。青瓦台は、勝敗が確実に決まる前に性急にメッセージを出すことは失うものの方が大きいとして立場を公にしていないが、水面下ではあらゆる状況に備えて対応を講じるなど、慌ただしい動きがみられる。◇コロナ市中感染 13日ぶり高水準に 韓国の中央防疫対策本部は5日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から125人増え、累計2万7050人になったと発表した。市中感染が108人、海外からの入国者の感染が17人だった。1日当たりの新規感染者数は前日に比べ7人増え、2日連続で100人を上回った。市中感染者は1日(101人)以来4日ぶりに3桁台に増加。先月23日(138人)以来13日ぶりの高水準となった。◇9月の経常黒字102.1億ドル 輸出回復で2年ぶり高水準 韓国銀行(中央銀行)が発表した国際収支(速報値)によると、9月の経常収支は102億1000万ドル(約1兆660億円)の黒字だった。黒字は5カ月連続で、黒字額は前年同月比31.6%増加した。輸出回復を追い風に、9月の黒字額は2018年9月(112億4000万ドル)以来、2年ぶりに100億ドルを上回った。◇元夫殺害の被告 無期懲役確定 大法院(最高裁)は、元夫を殺害して遺体を遺棄したとして殺人・死体損壊・死体遺棄の罪に問われたコ・ユジョン被告に対し、二審判決を支持した。これにより、同被告の無期懲役が確定した。大法院は「事件当時、被害者が自身を性暴行しようとしたという被告の陳述は信ぴょう性がない」と判断した。一方、被告は元夫の連れ子を寝ている間に窒息死させた罪にも問われたが、これについては無罪が言い渡された。◇コメディアンのパク・ジソンさん 告別式しめやかに 2日午後に亡くなっているのが見つかった女性コメディアンのパク・ジソンさん(享年35)と母親の告別式が、ソウル市内の病院の葬儀場でしめやかに営まれた。告別式には遺族のほか、親交のあったコメディアンらが出席した。パクさんは高校生の頃から皮膚病を患っており、近ごろは症状が悪化して芸能活動ができない状況だったという。◇北朝鮮男性の韓国入り 出動遅れ巡り軍が検閲団派遣 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮男性1人が軍事境界線を越えて韓国入りした事件に関連し、軍部隊の作戦状況や監視装置の状態などを調べるために戦備態勢検閲団を派遣した。軍消息筋が伝えた。検閲団は、北朝鮮男性が3日に監視所の鉄条網を越えて韓国に入った際、部隊が熱線映像装置で監視していたにもかかわらず出動が遅れた理由や鉄条網に設置されたセンサーが作動しなかった原因などを究明するとみられる。◇株・ウォン・債券トリプル高 「バイデン氏勝利」観測で 開票が続く米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が当選に必要な選挙人の過半数(270人)獲得に迫っているなか、韓国の金融市場では5日、株高、債券高、ウォン高の「トリプル高」となった。バイデン氏の勝利が有力になり、ドル安継続への期待とリスク資産の選好姿勢が戻ったことなどが影響したようだ。