韓国統一相「米大統領選が新たな情勢の始まり」…訪米は状況を見て判断

イ・イニョン統一部長官は4日、米大統領選挙の結果が朝鮮半島の新たな情勢の始まりになると述べた。

イ長官はこの日、京畿道坡州（パジュ）市にある「板門店見学支援センター」開所式に参加する前に取材陣に対し、「米大統領選の結果が新たな情勢の始まりになる可能性が高いため、どんな場合でも状況を注視している」と語った。

続いて、「政府としてはどんな状況になっても朝鮮半島の平和プロセスを着実に進捗させていける万全の準備をしている」と強調した。

また、「米大統領選後に米国を訪問する計画があるか」との取材陣の質問には、「状況を見て判断する」と答えるにとどまった。

イ長官は、「先月10日の労働党創建75周年行事や米大統領選など、大きな政治日程を通じ北朝鮮側が現状を変動させる可能性があり、注目しながら対処してきた」とし、「今のところは状況を激化させたり破局に向かうことよりは（南北関係を）改善する方向で可能性を示している」と述べた。

続いて、「はっきりと南北関係改善の可能性を示しているわけではないが、その2つの側面を見ながら最善を尽くし、南北関係を改善し平和の流れを作っていくための努力をしている」と強調した。