新型コロナウイルスの検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は3日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から75人増え、累計2万6807人になったと発表した。市中感染が46人、海外からの入国者の感染が29人だった。1日当たりの新規感染者数は前日から22人減り、2日連続で100人を下回った。市中感染が50人を下回ったのは、先月20日(41人)以来2週間ぶり。  だが、療養施設や療養型病院をはじめ、家族や知人同士の集まり、職場、学校など日常的な場所でクラスター(感染者集団)が相次いで発生している上、秋の行楽客の増加に加え、多くの人が集まったハロウィーン(10月31日)の影響が本格化しておらず、感染者の規模が拡大する可能性がある。ハロウィーンでの感染は今週半ばから確認されるとみられる。 この日の新規の市中感染者は46人で、地域別ではソウル市が21人、京畿道が15人と首都圏が36人だった。それ以外の地域では忠清南道が6人、光州市は2人、江原道と忠清北道がそれぞれ1人だった。 この流れが続けば、7日から施行される新たな「社会的距離の確保」のレベルは全国では第1段階となる見通しだ。第1段階の基準は、1日当たりの新規感染者数の週平均が首都圏で100人未満、首都圏以外で10~30人未満。 主な感染事例をみると、京畿道広州市で家族の集まりに関連して先月31日に最初の感染者が発生した後、今月2日昼までに接触者など計22人の感染が確認された。また、同道坡州市の物流配送業者で計13人、忠清南道牙山市で職場の同僚や飲食店店員、来店客など計19人の感染が判明した。 このほか、ソウル市内でも音楽教室(計18人)、高齢者療養施設(計13人)、サウナ(計37人)などで感染者の発生が相次いでいる。  一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは29人で、このうち12人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの17人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 死者は前日から4人増え、計472人となった。韓国国内の平均致死率は1.76%。 1日の検査件数は1万3209件で、前日の6020件より7189件多かった。 中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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