WHO「北朝鮮1万人以上に新型コロナ検査…感染者なし」＝RFA報道

北朝鮮は今年の新型コロナウイルス事態以降、1万462人を対象に感染検査を実施し、その結果すべてに陰性判定が出たと、世界保健機関（WHO）側に明らかにした。

3日米政府系放送局のラジオ自由アジア（RFA）は、WHOが先月19日から25日までの状況を総合した「東南アジア地域の新型コロナウイルス週間状況報告書」を引用し、「北朝鮮は先月22日時点で1万462人を対象に新型コロナウイルス感染の可否を確認し、29日まで依然として感染事例は1件もないと明らかにした」と報道した。

今回北朝鮮が明らかにした検査対象者数は、WHO平壌事務所のサルバドール所長が9月17日時点で3374人が検査を受けたと、9月にRFAに明らかにしたものより3倍以上に増加した数値だ。

WHO側は週間状況報告書を通じ、10月8日時点で計7266人が新型コロナウイルス検査を受けたと明らかにし、その翌週の15日時点で計8770人が検査を受けたと伝えた。

北朝鮮の発表によると、10月の1か月間に1週間間隔で1500人以上が新型コロナウイルス検査を受けたことになる。ただ、WHO報告書は検査人数が急激に増加した理由は説明していない。

在米韓人医療協会のパク・ギボム米ハーバード大学教授は、「数多くの国際機構が診断機械を送っており、また診断キットも追加的に北朝鮮に搬入されたものとみられる」と話している。