蔚山市の庁舎(資料写真)=(聯合ニュース)
蔚山市の庁舎(資料写真)=(聯合ニュース)
【蔚山聯合ニュース】韓国南東部・蔚山市と熊本市は2日、2010年4月に友好協力都市協定を締結してから今年で10年になることを受けてテレビ会議を開催し、今後も協力を続けていくことを確認した。

 当初は10周年の記念行事を蔚山市で行い、熊本市側の代表団が蔚山を訪問する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、両市市長によるテレビ会議に変更された。

 宋哲鎬(ソン・チョルホ)蔚山市長と大西一史熊本市長はこの日テレビ会議で、これまでの10年の交流の歴史を振り返る写真や映像を鑑賞し、今年の交流や今後の交流事業について意見交換した。

 また来年の新しい交流事業として、台風などの自然災害への共同対応のための防疫・防災分野の相互交流を提案するとともに、新型コロナ対策の成功事例として蔚山市に本社がある現代重工業の対応策などを共有した。

 宋市長は「非対面の交流で、今後も熊本市との協力関係を維持していく」とし、「新型コロナの状況が良くなれば防災・防疫分野などで実益のある交流を集中的に推進する」と話した。

 蔚山市と熊本市は2010年4月26日に友好協力都市協定を締結。両都市で開催されるマラソン大会に相互に代表団を送るスポーツ分野のほか、文化、観光、環境などさまざまな分野で活発に交流している。

 蔚山市は新型コロナの影響で海外の友好・協力都市との対面交流が中止された中、オンラインでの交流を通じて、新型コロナへの対応事例の共有、輸出相談会などを行っている。


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