韓国大法院(最高裁)は29日、サムスン電子などから多額を受け取った収賄罪や実質的に所有する会社の資金の横領罪に問われた李氏の上告審判決で、被告と検察の双方の上告を棄却。二審で出された懲役17年、罰金130億ウォン(約12億円)、追徴金約57億8000万ウォンの実刑判決が確定した。
李氏は「公正な裁判に対する期待がかなりあったが、大法院が政権におびえたか協力関係にあるかどのような理由かは分からないが、相当に期待に反する判決だった」と述べたという。
文在寅(ムン・ジェイン)政権の失政を指摘し、「国の将来が心配になる」とも漏らした。
赦免される可能性についてはこれまで「そうはならない」と話しており、「無罪判決を受けて解決すべきで、そのような期待で解決しようと思うな」と怒ったという。
李氏は週明けの11月2日にソウル東部拘置所に収監される。李氏の弁護人は現段階では刑の執行停止の申し立てを検討していないもようだ。
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