「職位解除」の“タマネギ男”前法相、講義もせずにソウル大から「4400万ウォン」受け取る

賄賂の授受、職権乱用、権利行使妨害などの容疑で起訴されている、韓国の国立ソウル大学 法学専門大学院（ロースクール）で「職位解除」されているチョ・グク前法相に、ソウル大学が約4400万ウォンを支給していたことがわかった。

韓国国会教育委員会所属の野党“国民の力”のキム・ビョンウク議員は、ソウル大学からの資料「職位解除中である教員の給与およびその他の手当などの支給現況」によると、9月まで職位解除状態の教員は7人で、このうちチョ前法相は去る1月29日に職位解除された状態で、9月まで給与3500万ウォンと精勤手当414万ウォン、名節休暇費425万ウォン、成果賞与金60万ウォンなどを受け取っている。

キム議員は「チョ前法相のような職位解除者たちが1分も講義をしてないのに、数千万ウォンの給与を受け取るというのは、国民の目線からは決して納得できない扱いだ」と批判した。

つづけて「新型コロナウイルス感染症事態で困難な経済状況の中、アルバイトをしながら学費を稼いでいる学生の血と汗を無視したものとして、即刻 不合理な給与構造を改めなければならない」と指摘した。

ソウル大学が、チョ前法相を含めた職位解除中である教員7人に支給した給与は、今年の9月までで6億ウォンほどである。