懇談会で発言する李氏(国会写真記者団)=21日、ソウル(聯合ニュース)
懇談会で発言する李氏(国会写真記者団)=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」代表の李洛淵(イ・ナギョン)前首相は21日、外国メディアとの懇談会で、北朝鮮の朝鮮労働党創建75周年の閲兵式(軍事パレード)で行われた金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党委員長)の演説について、「対外関係を管理しようとする意思が反映されていると読み取った」として、「2018年の平昌冬季五輪を北が一つのチャンスとして活用したように、来年の東京五輪もそのようなチャンスと考える可能性がある」との認識を示した。 また、同日に実施された在日韓国大使館に対する国会外交統一委員会の国政監査で、南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使が安倍政権時代より日本側が少し柔軟になったと発言したことを紹介し、「とりわけ、東京五輪が韓日関係や北朝鮮と日本の関係でも良いチャンスになることを望む」と期待した。 強制徴用問題を巡り、文喜相(ムン・ヒサン)前国会議長が解決策として示したいわゆる「1プラス1プラスアルファ」案に関しては「当時も(韓国の)国会からも政府からも受け入れ難いものとされていた」として、「また似たような案が出ても状況は大きく変わらないと見込んでいる」と述べた。 その上で、「両国の政府とも外交当局間の協議に任せ、待ったをかけず接点を見いだすよう促進させれば、良い結果が出ると思う」と述べた。 文喜相氏の案は両国の企業と国民(1プラス1プラスアルファ)から寄付を募って基金をつくり、徴用被害者に支給することを柱としている。
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