マレーシアのムヒディン首相と電話会談する文大統領(青瓦台提供)=19日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
マレーシアのムヒディン首相と電話会談する文大統領(青瓦台提供)=19日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、マレーシアのムヒディン首相と電話会談し、世界貿易機関(WTO)事務局長選で最終の2人に残った産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長への支持を要請した。 文大統領は兪氏について、通商分野における専門知識、政治的リーダーシップなど優れた能力を備えていると紹介し、「発展途上国と先進国の間の利害関係を調整し、WTOを改革する最適任者」と強調した。 これに対しムヒディン首相は「次期事務局長にはビジョンとリーダーシップが必要だ。兪本部長は非常に印象的な経歴を重ねてきた」と評価した。  文大統領はまた、今年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が議長国を務めるマレーシアのリーダーシップにより、成功することを期待すると述べ、ムヒディン首相は新型コロナウイルスが収束し次第、文大統領と直接会うことを期待すると応じた。 青瓦台(大統領府)によると、文大統領は今回を含め、今週だけで5回の電話首脳会談を行い、兪氏への支持を要請する方針だ。 一方、丁世均(チョン・セギュン)首相は19日午前、コロンビアのドゥケ大統領と電話会談を行い、兪氏への支持を要請した。ドゥケ大統領は兪氏の経験と能力を高く評価するとし、「有能な候補が選出されるのは世界にとって重要なこと」と応じた。丁首相は先週にも兪氏への支持を求める書簡を27カ国に発送するなど、支持を得るための外交を本格化している。
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