新型コロナの集団感染が起きた釜山の療養型病院で対応に当たる医療関係者(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナの集団感染が起きた釜山の療養型病院で対応に当たる医療関係者(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から76人増え、計2万5275人になったと発表した。市中感染が50人、海外からの入国者の感染が26人だった。1日当たりの新規感染者数は16日から4日連続で100人を下回ったが、これには休日のため18日の検査件数が少なかった影響もありそうだ。療養型病院やリハビリテーション病院での集団感染などに関連した感染確認が続いている。

 

 新たに確認された市中感染者50人を地域別にみると、ソウル市が11人、京畿道が15人、仁川市が4人と首都圏が30人を占めた。このほか、釜山市が14人、大田市と忠清南道がそれぞれ2人、光州市と江原道がそれぞれ1人。

 主な事例を見ると、ソウル近郊の京畿道広州市にあるリハビリテーション病院では患者に付き添う看病人1人の陽性が16日に確認されて以降、18日までに計51人の感染が判明した。また、釜山市の療養型病院でも18日に14人の感染が新たに確認され、感染者の累計は73人に増えた。

 一方、海外からの入国者の感染は新たに26人確認され、このうち12人は空港や港湾での検疫で感染が判明し、残りの14人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日と変わらず計444人。韓国国内の平均致死率は1.76%となっている。

 18日の検査件数は4697件で、前日より1305件少なかった。

 中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。


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