中国国務院傘下の国家宗教局は、イスラム最大の宗教行事である定期聖地巡礼(ハッジ)を控えている中 出した公示文で「サウジアラビアへの訪問は、中国イスラム協会の管理下においてだけ、なされる」と伝えた。個人的になされる聖地巡礼は許可しないという意味である。
国家宗教局は「中国のイスラム協会は、ハッジ参加者たちに愛国的で安全な行動守則を教育し、管理を強化しなければならない。国家安保を危うくする宗教的極端主義思想と行動の浸透を防がなければならない」と警告もした。
しかし このような規定が、特定のイスラム教集団、ウイグル族のイスラム教徒たちに、差別的に適用され得るという指摘が出ている。
ウイグル系米国人である、米国の国際宗教自由委員会の活動家は、SCMPとのインタビューで「中国政府による今回の措置は、巡礼をしようとするイスラム教徒たちを政治的にテストするものだ。特定イスラム団体、特にウイグル族のムスリムたちを差別する可能性が高い」と語った。
台湾国立の清華大学の中央アジア学の講師は「ハッジ期間 全世界のムスリムたちは、互いの経験を交換し、影響し合う。聖地巡礼から帰国した人々が、中国内地域の聖職者たちを非難し、問題となったこともあった」と語った。
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