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韓国 けさのニュース(10月16日)
◇病院や家族の集まりなどでコロナ感染続く 行楽シーズン迎え高まる不安 韓国で新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が100人前後で推移する不安な状況が続いている。当初の懸念とは異なり、大規模な人の移動があった秋夕(中秋節)の連休期間(9月30日~10月4日)やハングルの日の連休(10月9~11日)以降の感染者の爆発的な増加は起こらなかったが、家族や知人の集まりによるクラスター(感染者集団)の発生が続いている中、釜山の療養型病院でも約50人の感染が確認され、不安が高まっている。これに加え、紅葉シーズンを迎えて登山や行楽などの野外活動が増えたことや、ハロウィーン(10月31日)関連イベントなどで再び感染が拡大するのではないかとの懸念も出ている。◇次期大統領候補 差し戻し審きょう判決 実兄を強制入院させるよう指示した事件に関連して公職選挙法上の虚偽事実公表の罪に問われ、控訴審判決で有罪判決を受け当選無効となる危機を迎えたが、大法院(最高裁)で事実上の無罪判決を言い渡された李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事(与党「共に民主党」所属)の差し戻し審判決公判が16日、水原高裁で開かれる。李氏は次期大統領選挙(2022年)への出馬が予想される人物の支持率調査で、「共に民主党」代表の李洛淵(イ・ナギョン)前首相と並んでトップに立っている。◇終戦宣言と非核化 安保室長「切り離せないのが常識」 訪米中の韓国青瓦台(大統領府)の徐薫(ソ・フン)国家安保室長は15日、朝鮮戦争の終戦宣言について、「(北朝鮮の非核化プロセスと)切り離せないというのが常識」との認識を示した。ワシントンでポンペオ国務長官と会談後、記者団に述べた。韓国国会の国政監査では終戦宣言について、非核化を前提にするものかどうかを巡る論争が起きていた。◇文大統領 年内のコロナ治療薬生産に期待 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組むソウル近郊・城南市のバイオテクノロジー企業、SKバイオサイエンスを訪問し、関係者や専門家と懇談会を行った。文大統領は「開発が順調に進めば、治療薬は今年中の本格的な生産を、ワクチンは来年までの開発完了を期待できる」と述べた。