この日VOAは、米議会調査局(CRS)が発表した「米国の核兵器実験」に関する報告書を引用し、このように報道した。
米国の核実験は1992年以降中断されているが、米紙ワシントン・ポストなどは最近、トランプ大統領行政部内で核実験の再開が議論されていると伝えている。
今回の報告書は、米国の核実験再開をめぐり国際的な示唆点が食い違っていると指摘した。
米国がロシア・中国と核武器を制限する3者協議を結ぼうとする状況で、米国の核実験再開は中国を圧迫するという点で有用だとの意見が出た。ただ一角では、米国の核実験再開が核兵器減縮と非拡散という米国の目標を阻害するかもしれないという懸念が大きいと指摘した。
また、米国の核実験再開が他国の核実験につながる可能性もあり、これは核とミサイル軍備競争、追加の核保有国の可能性など、否定的な安保結果を生む可能性があると説明した。
報告書は、最近物理学者らが共和党代表に送った共同書簡を引用し、「米国が核実験を再開すれば、北朝鮮、中国、ロシア、インド、パキスタンも核実験を再開する可能性がある」と主張した。北朝鮮は2006年から6回の核実験を敢行した唯一の核実験国だ。
議会調査局によると、米国は1945~1992年の間に計1054回の核実験を行った。1992年からはすべての核実験を中断している。
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