「逆行する」韓国コンビニ…オフライン店舗が激減する中「海外進出」なぜ?(画像提供:wowkorea)
「逆行する」韓国コンビニ…オフライン店舗が激減する中「海外進出」なぜ?(画像提供:wowkorea)
韓国のコンビニであるGS25とCUが、コロナ渦で海外市場に進出する意向を明らかにした。進出するを狙うのは東南アジア市場である。GS25はモンゴル、CUはマレーシアで展開する。

コロナが世界的に大流行する時期に、オフライン業種であるコンビニが海外進出を決めたのは異例のことだ。デパートや大型マートなどの大手のオフライン流通でさえ次々海外事業を畳んでいる状況で、「逆発想」を選んだ形だ。

「コロナ」という大きなリスクを取る必要があるが、産業界はコンビニの海外進出について「成功の可能性が非常に高い」と好意的にみている。

◇「韓国に似ている東南アジア、可能性高い」... 間接投資でリスク↓

GS25とCUは間接進出の方法で海外市場を攻略する。GS25はモンゴル財界2位のショーン・コルライグループと「マスターフランチャイズ契約」を、CUはマレーシアコンビニ業界2位のMYCUリテールと「ブランドライセンス契約」をそれぞれ締結した。

マスターフランチャイズ契約とブランドライセンス契約は、主な収益源が「ロイヤリティ」(royalty)という点で、直接投資とは異なる。進出国に店舗を建て人材を雇用する必要がないため、事業の悪化に伴うリスクを大幅に減らすことができる。

モンゴルとマレーシアの市場環境も楽観的に見ることができる。モンゴルとマレーシアは、経済成長率が年平均5%以上ずつ急成長する「新興市場」である。業界によると、コロナの余波が続く中でもマレーシアとモンゴルの今年の予想経済成長率は、それぞれ6.5%と1.5%を記録し成長を維持した。

また、両国とも人口密度が高く、平均年齢が低い点も良い条件である。

◇主導部門に立つ韓国コンビニ... 「中長期的な展望で勝算ある」

韓国のコンビニモデルが世界を主導する位置に立ったという点も、GS25とCUの成功を予測できる要因である。

業界では、GS25とCUのコンビニエンスストア事業モデルが世界最高水準に上昇したと評価する。実際CUは、モンゴルコンビニ市場で唯一の「コンビニ配達サービス」を提供していている。「CUモンゴル」は2018年4月の初進出以来、現在までに100店舗を展開し、モンゴルコンビニ市場を席巻している。

GS25ベトナムも現地で唯一、トッポッキ、カップ飯など韓国型の即席調理食品を提供し、人気を集めている。ベトナムの市場に進出した後、3年ぶりに店舗数を2.9倍に増やしたGS25は、2028年までに2000号店まで事業を大幅に高める計画だ。

ソ教授は『韓国コンビニは、世界初の「徒歩配達」というサービスを開発し、日本を抜いて最新のコンビニモデルを構築した』「すでにオフラインだけではなくIT産業領域で発展してきたため、海外市場での需要も非常に高いだろう」とみている。

彼は「韓国コンビニの海外進出は、非常にタイムリーで成功する可能性も高い」『最近、東南アジア市場で熱風が吹いている「韓流」も好材料として作用するだろう』と展望した。
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