新たに収用されるのは米軍基地予定地64万坪に隣接する西炭面黄口池里付近の農耕地で、拡張後の基地面積は合わせて78万坪になる。作戦司令部関係者は、古徳面に位置する空軍の弾薬庫が黄口池里に移転することを受け、弾薬庫から住民の居住地までの間に500メートルの安全地域を確保する目的で追加収用を決めたと説明した。用地は韓国空軍と米軍が共同で使用するが、施設管理は韓国空軍が行う。空軍関係者によると、当初は金角里一帯で進められていた弾薬庫移転計画が用地確保問題などで黄口池里に変更されたため、今回の決定に至った。
こうした計画に対し住民らは、平沢米軍基地拡張発表に反し、再度軍事用基地として拡張を進めるという二面性のある態度だと反発している。米軍基地の拡張移転で、黄口池里から古徳面杜陵里への転居を決めた一部住民らは「黄口池里に残る農地まで収用されては杜陵里に移る意味がない」とし、従来の平沢基地収用地と同等の補償を要求している。農地14万坪については2010年まで4年間にわたり購入・補償手続きが進められる予定で、住民と国防部間の対立も予想される。
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