ソーシャルディスタンス1段階でカラオケ店は‘たくさんの人出’…空き部屋確認の電話も殺到=韓国(画像提供:wowkorea)
ソーシャルディスタンス1段階でカラオケ店は‘たくさんの人出’…空き部屋確認の電話も殺到=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症の拡散防止に向けたソーシャルディスタンスが1段階に下方修正された12日午後7時ごろ、カラオケボックスが集中しているソウル市マポ(麻浦)区ホンデイック(弘大入口)近くの営業を再開したカラオケ店の店内は、若い男女でにぎわった。

この日news1が訪れたカラオケ店はほとんど防疫を徹底している様子だった。QRチェックインや体温測定はもとより、順番待ちをする客らのマスク着用有無を頻繁に確認していた。また、一部のカラオケボックスでは、部屋を消毒した後、次の客が入る前に一定の時間を空けたりもした。

ただし、順番を待つ人の数が多く、全ての客のマスク着用の確認が難しかったせいか、一部の客は、マスクを顎の下に下げて待っていた。

ある建物の地下1階にあるコインカラオケ店では、部屋ごとに次の順番を待つ人々であふれていた。 女性2人と男女カップルは「長く待たなければならない」という店員の言葉を聞いて引き返していった。

このカラオケ店の従業員Aさん(20代)は「(ソーシャルディスタンスを強化してから)2か月ぶりに営業を再開した」とし「順番待ちする客のマスク着用状態を随時確認し、客が歌った部屋はすぐに消毒した後、5分から10分ほど待ってから次の客を呼び出している」と話した。

また、他のカラオケ店も3分ごとに新しい客が訪れるなど、盛況ぶりを見せた。このカラオケ店を運営するキムさん(50代)は「これまで運営が大変で痩せた」とし「政府支援金は200万ウォン(約18万3314円)しかないのに、家賃を払いあれこれ支払ったら赤字だった」と訴えた。

続いて「客は歌うことに飢えていたせいか、今日は客が少し多い」とし「売り場に10回ほど電話がかかってきた」と付け加えた。

営業が再開できたからといって、カラオケ店経営者らの不安がなくなったわけではない。経営者のイさん(30代)は「営業を再開できて良いのだけれど、再びコロナが流行していつ店を閉めるか分からないので心配だ」とし「客をたくさん受け入れるのは自営業者として良いが、感染者が出るか心配だ」と訴えた。

イデ(梨大)モクドン(木洞)病院呼吸器内科のチョン・ウンミ教授は「チュソク(秋夕、中秋節)の連休の感染効果は今週または来週までに現れる」とし「地方は分からないが、首都圏は来週まで見て(1段階に)決めたほうが良かったのではないか」と懸念した。

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