整形外科の代理手術を告発した整形外科専門医に無罪=韓国

ソウル カンナム（江南）の有名整形外科における代理手術の実態をインターネットへの投稿を通して告発した容疑で再び裁判にかけられた整形外科病院長が今回も無罪を言い渡された。

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「代理手術」は「幽霊手術」と呼ばれ、本来執刀することになっていた医師ではなく、他の医師が代わりに手術をするものである。これは他人を欺き財産上の利益を取る詐欺罪に該当する。

裁判所によると、ソウル中央地裁刑事3単独判事ペ・ソンジュン部長判事は、情報通信網利用促進及び情報保護などに関する法律違反（名誉毀損）の疑いで起訴された整形外科専門医キム某氏に無罪を宣告した。

キム氏は昨年8月、ソウル江南区にある自宅でソウル市江南区グランド整形外科の代理手術の実態を告発する文章などを同僚整形外科専門医と共に整形外科専門のコミュニティに投稿した容疑で起訴された。

グランド整形外科の代理手術騒ぎは、2013年にこの病院で二重まぶたや鼻の手術を受けた高校生Aさん（18）が意識不明に陥り最終的に亡くなったとこで明るみに出た。

その後裁判所は8月に整形専門医に整形手術の相談をした後、実際には非専門医に手術を任せた容疑でユ元グランド整形外科院長に懲役1年と罰金300万ウォンを宣告し、法廷拘束した。

ペ部長判事は、キム氏が言及した整形外科で△死亡事故について幽霊手術を隠蔽し、無過失の麻酔事故に偽装した事実△2006年以降、5〜10人が幽霊手術で死亡したという事実△子を失った親たちを集め3億5000万ウォンの現金を握らせた事実などを偽りと認める証拠が足りないと判断した。

また、ペ部長判事は、この事件のサイトは一般人が見られない点△代理手術をする病院・代理手術の危険性などは公的関心事項である点△キム氏は2014年から現在まで多数のメディアに代理手術の危険性について伝播してきた点などを考慮して、キム氏が誹謗の目的ではなく公共の利益のために投降したと判断した。

一方、キム氏はソウル江南の有名整形外科病医院の代理手術の実態をインターネットコメントで告発し裁判になったが、昨年9月に無罪を宣告された。