研究院は昨年12月から姑母山城の西門址一帯を中心に発掘調査を行っており、今回城内部で3層構造の木材建築物を確認した。これは貯蔵倉庫か貯水池である可能性が高いという。地面を掘り下げた後、水平方向の木材をはりに、垂直方向の木材を柱にして交差させる構造で建造されている。平面長方形で全体の規模は12.3メートル(南北方向)×6.6~6.9メートル、下層から上層までの高さは4.5メートルに達する。新羅時代の土器や木器なども出土した。
調査団長を務めている忠北大学の車勇杰(チャ・ヨンゴル)教授によると、これまで発掘した三国時代の地下木造物は忠清南道を中心とした百済時代のものがほとんどで、新羅時代のものは今回が初めてだという。出土品などから5世紀中盤以前のものと判断され、百済時代の類似木造物に比べ、規模が格段に大きく、保存状態もかなり良好なことから、韓国木造建築術研究の画期的な資料と評価される。
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