野党側は、北朝鮮軍に銃殺された公務員が行方不明となった2日目、北朝鮮水域に漂流していた可能性を軍当局が知っていたのにもかかわらず、それを無視していたという主張を繰り広げた。一方 ウォン・インチョル合同参謀本部議長は「ソヨンピョンド(小延坪島)の“北側”海域も探索した」と反発した。
野党“国民の力”のイ・チェイク議員は、軍当局がこの公務員が行方不明となった次の日である先月22日、海水による漂流予測地点を含めた海洋警察の公文をみても、別段の措置をしていなかったと指摘し「これをみると、北朝鮮側に漂流する可能性がある(ことがわかる)」と語った。
つづけて「問題は、軍と海洋警察が“南側だけ”の捜索計画を立てていた」とし「もし22日午後2時に、こちら側(NLL・北方限界線に近い北西側)も捜索区域に含めていたなら、越北(北朝鮮への亡命)でも漂流でも北朝鮮側に越える前に探し出すことができた」と主張した。
これに対しウォン議長は「行方不明者の事実が海軍に伝わり、捜索計画が確認された後、海軍で小延坪島の“北西側”の海域を探索した」とし「南側や東側だけ探索したのではないと把握している」と反発した。
また イ議員が主張した疑惑に、合同参謀本部の実務陣も強く否定した。
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