新型コロナウイルス感染症の発源地である中国による新型コロナへの対応に対して、中国自らは「よくやっている」と考えているが、一方でほとんどの国では「否定的」にみていると、香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が7日 報道した。

これは 中国の宣伝活動が国内では成功したが、対外的には失敗したことが表れたものだと、SCMPは説明した。

米国の調査機関“ピュー・リサーチ・センター”は去る6日、新型コロナへの対応に関して「米国と中国による対応」などの調査をした結果を発表した。韓国、オーストラリア、英国、ドイツ、オランダ、スウェーデン、米国、スペイン、日本、イタリア、フランス、デンマーク、ベルギー、カナダなど14か国は、“中国の対処”に「否定的な」反応を示した。

回答者たちは、米国の対処に対しても低い点数をつけたが、2番目には 中国に対して多くの回答者が「対処を急いだ」と答えた。匿名を要求した中国の政治学教授は「中国政府による事態初期の隠蔽と、他の失敗があまりにも大きかった。一方 中国の宣伝力は依然としてかなり弱かった」と語った。

中国は、対内的には検閲と国営メディアの宣伝のおかげで、新型コロナの大流行への対応の結果を喜ぶ雰囲気が形成されていったが、対外的には 中国外交官たちの宣伝が以前のコロナ発生の隠蔽と合わさって、主要な民主主義国家たちの“敵対心”だけを大きくしたかたちとなった。

SCMPによると、すでに新型コロナの大流行以前にも、主要な民主主義国家たちは 中国の度を越えて積極的で好戦的な外交方式に背を向けていた。“ピュー・リサーチ・センター”の調査では、オーストラリアは中国に対する敵対心の文言が84%も出ていて、最も敵対的な態度を示した。

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