韓国　けさのニュース（１０月８日）

◇ＷＴＯ事務局長選　韓国候補ら２人が最終ラウンドに　米ブルームバーグ通信は７日、世界貿易機関（ＷＴＯ）次期事務局長選で韓国の兪明希（ユ・ミョンヒ）産業通商資源部通商交渉本部長とナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相の２人が最終段階の第３ラウンドに進出したと報じた。ＷＴＯは８日の非公式会議で第２ラウンドの結果を発表する。兪氏が当選する場合、韓国人としては初めてＷＴＯの事務局長に就任する。◇新型コロナ　中秋節連休の影響本格化するか　韓国で新型コロナウイルスの１日当たりの新規感染者数が７日に再び３桁台に増加し、秋夕（中秋節）の連休（９月３０日～１０月４日）の影響が本格的に表れているのではないかとの懸念が出ている。感染症専門家らは、連休期間に帰省客と旅行客の大規模な移動があったことから、当分の間、感染者の増加傾向が続くとの見通しを示している。◇あすから３連休　大規模集会開催巡り当局と主催者が対立　祝日の「ハングルの日」（９日）を含む３連休を前に、一部の保守系団体がソウル都心で大規模集会の開催を予告しており、防疫当局と警察が緊張感を強めている。防疫当局と警察は新型コロナウイルスの感染状況が好転していないことから、集会開催は不適切だとの立場を示す一方、集会の主催者側は今回も司法の判断を仰ぐとして対抗している。法曹界によると、ソウル行政裁判所は８日、集会を推進する「８・１５非常対策委員会」が集会禁止処分の執行停止を求めた申し立てについて審理する予定だ。◇国会国政監査２日目　国防委で与野党の攻防予想　国会は８日、法制司法委員会、国防委員会、企画財政委員会など１１の常任委員会による２日目の国政監査を実施する。法制司法委員会は憲法裁判所と法制処に、国防委員会は合同参謀本部に、企画財政委員会は企画財政部に対してそれぞれ監査を行う予定だ。国防委員会の国政監査では、北朝鮮軍が海上で韓国人男性を射殺した事件を中心に与野党の攻防が続くと予想される。◇サムスントップ　海外出張の再開秒読み　サムスングループ経営トップの李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子副会長が、新型コロナウイルスの影響で中断していたグローバル現地経営を今月から再開するとみられる。日本やベトナムなど、企業関係者のファストトラック（入国手続きの簡素化）が適用される国が最初の出張先になる可能性が高い。ベトナム現地消息筋などによると、李氏は今月中にベトナム・ハノイとホーチミンにあるサムスン電子の工場などを訪問するという。