秋夕(中秋節)の連休期間(9月30日~10月4日)の大規模な人の移動が感染者数の増加に影響を及ぼしたとみられる。
防疫当局はこれまで、連休期間の新型コロナウイルス感染拡大状況は今週半ばから数値に表れるとの見方を示していたが、懸念が現実になった形だ。
特に軍部隊や家族、知人の集まり、医療機関などを中心にクラスター(感染者集団)が続出しており、本格的な感染再拡大が起こるのではないかとの不安が高まっている。
◇市中感染 再び3桁台に迫る
1日当たりの新規感染者数は、先月26~29日に4日連続で2桁台を記録したが、連休初日の先月30日に113人に増加。1日からは再び100人以下に減少し、6日連続で60~70人台を維持してきた。
この日、新たに確認された市中感染は前日(66人)から28人増え、再び3桁台に迫った。
市中感染者94人を地域別にみると、京畿道が49人、ソウル市が29人、仁川市が5人と、首都圏が83人を占めた。首都圏以外では全羅北道が6人、釜山市と大田市がそれぞれ2人、大邱市が1人だった。
京畿道抱川市にある陸軍部隊では6日までに計37人の感染が判明した。京畿道議政府市の病院では計29人、ソウル市内の病院では計47人が感染した。全羅北道井邑市では家族間の感染で計9人の陽性が判明し、地域の住民を対象に集団隔離措置が取られた。
海外からの入国者の感染は20人で、前日から11人増えた。7人は空港や港湾での検疫で、残りの13人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から3人増え、計425人。韓国国内の平均致死率は1.75%となった。
6日の検査件数は1万2640件で前日から415件減った。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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