1978年に国内で初めて商業運転を開始した釜山の古里原子力発電所1号機が30年間の設計寿命に達し、9日午前10時52分に発電を中断した。古里原子力本部が明らかにした。
 1号機は18日でメーカーの勧奨設計寿命を終える。原子力本部は1号機の寿命の10年延長を求め、昨年6月に科学技術部に安全評価書を提出している。科学技術部は来月、国際原子力機関(IAEA)関係者を招き古里原発に対する安全性検査を実施し、運転継続を承認するかどうかの審査資料に活用する方針だ。最終決定は12月15日までに出されることになっており、それまで原子力本部は1号機の点検作業を進める。

 2005年に改定された原子力法施行令により、寿命を果たした発電所は運転継続の承認審査で安全性の評価基準をパスすれば、運転を10年間延長することができる。基準に満たない場合は永久閉鎖とされる。

 1号機の発電容量は58万7000キロワットで、この30年間に釜山市民の7年間の使用電力にあたる1147億キロワットアワーを生産した。


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