釜山で新生児が頭蓋骨骨折、事件から11か月で看護師ら検察送致=ストレス理由に新生児を虐待か(画像提供:wowkorea)
釜山で新生児が頭蓋骨骨折、事件から11か月で看護師ら検察送致=ストレス理由に新生児を虐待か(画像提供:wowkorea)
韓国プサン(釜山)の産婦人科病院で、生後5日の新生児が頭蓋骨骨折で意識不明となった事件から11か月が経過し、事件は検察に移された。

 釜山ドンレ(東莱)警察署は、この病院の新生児室に勤務する看護師A(30代)について業務上過失致死傷と虐待などの容疑を適用、また看護助手B(20代)と院長(60代)については児童福祉法、医療法違反容疑で起訴相当の意見を付けて送致したと5日、明らかにした。

 看護師Aと看護助手Bは昨年10月5日から20日までの間、同病院の新生児室で業務ストレスなどを理由に新生児を虐待した容疑を受けている。

 警察によると昨年10月、生後まもない新生児が無呼吸の症状で意識不明に陥った。以降、新生児の両親が確保した防犯カメラ映像などには、看護師Aが新生児の両手を掴んで投げ捨てるようにし、新生児用バスケットの中に落とすなど虐待のようすが確認された。

 捜査過程で、警察は常習的な児童虐待容疑で看護師Aに対する拘束令状(逮捕状)を申請したが、証拠隠滅や逃走の恐れがないとして棄却された。

 その後、新生児の父親が被害事実を青瓦台(大統領府)の国民請願掲示版に訴えると、21万5000人を超える同意が集まった。

 なお、新生児は現在も意識不明の状態が続いており、病院は物議をかもした後、廃院した。

 警察関係者は「医療紛争調停仲裁院の返答を受け取るまでに長い時間を要し、検察の捜査補完支持により送致まで時間がかかった」と明かした。
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