検察は同日午前、検事や捜査官数十人を派遣し、広域捜査隊長室や、被害者6人をはじめとする「偽の被害者」を調査したチーム、南大門署署長室、捜査支援チーム、刑事支援チーム、捜査課長室などを捜索した。捜査情報を記録した帳簿やパソコンを押収したという。
ソウル南大門署は、金会長の報復暴力に関し最初の通報を受けた時点で上層部に報告せず、後に事件が報道されてから捜査に着手した疑いが持たれている。ソウル地方警察庁直属捜査機関の広域捜査隊は、事件の情報を独自に確保したが、警察庁の圧力で事件捜査を南大門署に移管した疑いがかけられている。検察は、最初に事件の通報を受け現場に出動した南大門署の太平路地区警察隊にも捜査陣を派遣し、事件発生当時の状況を知り得る資料を押収した。
検察は押収した資料を基に、事件を移管するプロセスで上層部の不当な介入がなかったかどうか、相互の違法な関与や外圧の有無を確認する方針だ。検察はまた裁判所から許可を受け、南大門捜査課長やソウル地方警察庁の捜査部長など、捜査の中心となった5人が事件発生直後の3月8日から金会長が拘束された5月11日までに通話した記録を照会している。
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