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青瓦台(韓国大統領官邸)が南北首脳間の信頼を確認した親書交換の内容を急遽公開することで、韓国政府が消えかかっている朝鮮半島の平和プロセスを取り戻せるかも注目される。
前日、青瓦台は南北首脳が9日と12日、親書を交換したと発表した。3月以降、6か月ぶりに親書を交わした南北は深い信頼を再確認した。青瓦台は異例的に親書内容を公開した。
南北首相が交わした親書では、新型コロナウイルス感染症による困難についての慰めと、南北関係回復についての期待が込められていた。
今回の親書交換は、南北間の疎通が有効だということを確認したことに意味がある。北朝鮮は6月、対北チラシ散布を理由に南北共同連絡所を爆破し、南北通信連絡線をすべて断絶したと明らかにしていた。そう伝えられたことと異なり、首相間のホットラインが存在していたことが確認されたということが重要な意味を持つ。
先日、金委員長は北朝鮮軍の民間人射殺事件について、異例の直接謝罪に乗り出した。金委員長は前日、韓国側に送った統一電線部名義の通知文で「意図せず恥ずかしい事件が発生し、文大統領と同胞たちに大きな失望感を与えてしまったことについて大変申し訳ない」と伝えた。
このように南北首脳が信頼を確認したが、南北関係を改善方向へ転換させるのは簡単ではない。世論はまだ北朝鮮軍の民間人射殺について疑問を提起している。
特に南北の意見が分かれる民間人で行方不明の越北医者、射殺指示、遺体棄損などについて疑問が残っている。韓国政府が金委員長の謝罪を受けたからといって、北朝鮮軍の民間人射殺事件を終わらせ、南北関係を回復できる状況ではない。
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