北朝鮮、金正恩時代の人民第一主義「危機のたびに人民を守ってきた」＝献身と愛民を強調

北朝鮮は23日、キム・ジョンウン（金正恩）国務委員長が自然災害など国家的危機のたびに取ってきた措置に言及し、住民への献身と愛民政治について強調した。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

　労働党機関紙の労働新聞はこの日「新しい主体100年代（キム・ジョンウン時代を指す）の人民のための政策」というタイトルの記事で、金委員長の時代を「党の人民大衆第一主義の理念の発現」と主張した。

　新聞は「主体革命偉業遂行の歴史的転換期に入った新しい主体100年代に、わが党は人民のための愛の政策をとることにより、比類のない試練と困難の中でも、人民の安全と利益を守ってきた」と強調した。
　
　その例として、2016年咸北道北部地域に相次ぐ洪水の被害が発生したとき、被害回復を最優先事業として人的・物的資源を総動員するなど党が「人民の生命の安全を第一に優先する政策」をとったと説明した。

　新聞は新型コロナウイルス感染症に関連した防疫対応についても言及した。国家会議で対策を議論するなど、「国家の安全と人民の生命の安全保障」に総力を集中しているということだ。

　最近発生した水害に関しては、金委員長が黄海北道の水害現場を直接見学し、穀物や物資を支援したことをめぐり「党だけが行うことができるの愛の政策」だとした。