新型コロナの専用診療所で検査を待つ市民=22日、ソウル(聯合ニュース)
新型コロナの専用診療所で検査を待つ市民=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長は22日の会見で、国内での新型コロナウイルスの新規感染者数が8月末から減少傾向を見せているとし、防疫措置「社会的距離の確保」の効果が表れていると評価した。 政府の中央防疫対策本部によると、22日午前0時現在の国内の新型コロナ感染者数は前日午前0時の時点から61人増えた。1日当たりの新規感染者数は首都圏で集団感染が本格化した8月中旬から3桁台が続き、一時は400人台まで急増したが、今月20日(82人)に38日ぶりに100人を下回り、3日連続で2桁台となった。 尹氏は「日曜日と月曜日、火曜日の午前0時時点の新規感染者数は週末の(検査数減少の)効果が反映される可能性が高いため、水曜日と木曜日の午前0時時点の統計を見れば明確な減少傾向にあるかどうかを把握できる」と説明した。 政府は8月末、感染が急拡大した首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)を対象に「社会的距離の確保」のレベルを飲食店の営業制限などを含む「2.5段階」に引き上げたが、今月14日に第2段階に緩和した。第2段階措置は全国で27日まで実施される。 一方、新型コロナ感染症とインフルエンザが同時流行する「ツインデミック」への懸念に対し、尹氏は「コントロール可能だ」と断言。インフルエンザはワクチン接種でかなり予防することができ、治療薬も十分に備蓄があると説明し、インフルエンザよりも新型コロナへの対応により力を入れるべきだとの認識を示した。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40